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ケイファーマについて

CEOメッセージ

CEO Message

神経難病や脊髄損傷など、アンメット・メディカル・ニーズの充足が社会的課題となっており、有効な薬剤や治療法の一刻も早い開発が求められています。2007年、山中伸弥先生によって発明されたヒトiPS細胞を活用した新規創薬研究(iPS創薬)、および再生医療研究において、慶應義塾大学医学部(以下慶應大学)は世界のトップランナーを走ってきましたが、実用化に向けた対応が求められていました。そこで、2016年11月、慶應大学生理学教室(当時)の岡野栄之先生、同整形外科学教室の中村雅也先生、私の3人で株式会社ケイファーマを設立しました。

慶應大学とケイファーマの取り組みとして、まず、iPS創薬においては、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の第1/2相治験を完了し、今後、第3相治験に入る計画です。そして、他の神経難病についてもiPS創薬の拡大に取り組んでいます。また、再生医療においては、慶應大学と連携して、亜急性期脊髄損傷の企業治験に向けた準備を進めています。ケイファーマでは、将来的には慢性期脊髄損傷や脳梗塞を対象とする再生医療についても展開していきたいと考えています。

慶應大学医学部初代学部長であった北里柴三郎先生は、「凡そ学識は俗間に普ねからざれば其の功徳大ならず(研究だけをやっていては駄目だ、それをどうやって世の中に役立てるかを考えよ)と、また福澤諭吉先生は「未だ試みずして、先ず疑うもの、勇者にあらず」(やってもみないで、「事の成否」を疑うな)と、社会貢献と起業家精神を謳っております。この精神を礎として、ケイファーマでは「医療イノベーションを実現し、医療分野での社会貢献を果たします」を経営理念に掲げ、再生医療および創薬の研究開発を踏まえ、一刻も早く、患者様に有効な医薬品を提供することを経営方針として、対応して参ります。我々は患者様のためにチャレンジし続けます。

代表取締役社長 福島 弘明

2022年11月01日
株式会社ケイファーマ

代表取締役社長 福島 弘明

創業科学者
メッセージ

Founding Scientist Message

  • 株式会社ケイファーマ 創業科学者 / 取締役CSO

    慶應義塾大学
    岡野栄之 教授

  • 株式会社ケイファーマ 創業科学者 / 取締役CTO

    慶應義塾大学整形外科学教室
    中村雅也 教授

経営理念

Management Philosophy

医療イノベーションを実現し、
医療分野での社会貢献を
果たします

経営方針

Management Policy

再生医療および創薬の
研究開発を踏まえ、
一刻も早く、患者様に有効な
医薬品を提供すること

ケイファーマは、有効な治療法のない世界中の患者様に対して、できるだけ早く医薬品や治療法を届けるために、アカデミアで長年にわたり培われた画期的な基礎研究の成果を活用するとともに、独自の技術開発を組み合わせることで、産学連携を軸にした革新的な研究開発に取り組んでいます。
現在、ケイファーマでは、iPS細胞を医薬品の研究開発に活用する「iPS創薬」、および、iPS細胞から分化誘導した神経のもとになる細胞を移植する「再生医療」を中心に事業を展開しています。

  • 社名の由来

    社名の由来

    当社は、慶應義塾大学発バイオベンチャーです。慶應義塾大学(Keio University)の頭文字「K」と、再生医療等製品と医薬品を開発する製薬会社「Pharmaceuticals」を合わせ、愛称を込め「K Pharma」と命名しました。「K」には、kindness(思いやり)、knowledge(知恵・知識)の意味も込めています。

  • ロゴに込めた想い

    ロゴに込めた想い

    社名の頭文字「K」をベースに、「細胞、発展性、繋がり、広がり」をスタイリッシュに構成しています。 アカデミアで生まれた研究成果を医薬品として患者様に届けるまでには、多くの専門家や製薬会社との「連携」が必要です。また、明るい未来を切り開くための「希望」を込めています。